他人には想像し難い過去がその人にはあり、そこを知らない人は無意識的につついてしまうのは仕方がないことだ。その回避策とは。

 

上司の彼女は少し説明がし辛いような内容だったのだが、とにかく自殺をしたそうだ。他の上司から、それを聞いていた為、彼女ネタについては触れないようにしていた。

 

昨日、夜ご飯をご馳走になっていた時、ひとりが◯◯さん彼女どのくらいいないの?と言い出したので、何故かこちらがギクリとしながら、彼の「回避策」を伺った。

 

「三年くらいいないです。そうですね。今は、いいかな。」

 

彼女が三年前あのような理由により、自殺したなど言えるはずがなく、彼は本当を言わず、三年前まで彼女がいたという本当のことを言った。

 

これが彼の「回避策」だったのだ。

 

彼の外見はイケメン好青年であり、内面も実に好青年だ。そのままの男性だった。何故、そんな彼にこのようなことが起こってしまったのか。きっと人が良すぎたのは少しだけなんとなく分かる。

 

わたしのニートを隠すための「回避策」と言えば

 

「美容院に平日昼行くときはその時期のイベントに合わせての代休だと言う」

「修学旅行はだいたい沖縄か北海道」

 

何て、馬鹿なんだろうなあ。