「リアルで自分について話すことを全く出来ない」と言うのがわたしの最大の悩みである。

 

ツイッターを使用していくなかでその悩みが更に増した。

 

「ネットでくらい誰も見てないんだから言いたいこと吐き出せば良いのでは」と呟いてしまい15人以下の狭いコミュニティの中の数少ないフォロワーから4イイねを貰ってしまった。

自分で発言しておきながらこれは口から出まかせである。

第一、学生時代の鬱屈としていて皮肉があり苦笑い出来るような出来事を思い出したように呟きまくっているアカウントを見てフォロワーが「この方(私)は全てを曝け出している」と思われているだろう。

 

全然誤解だから!いや学生時代の話は本当だけど正直自分にとってはネタだから!いやそれも違う?よくわからんけど!

 

相互フォローだった関係だったが余りにも赤裸々すぎるツイートをする人には真っ先にブロックをする。ブロックをし、ブロックを解除し、何かを隠滅したような気分になる。ブロックをしていると言うことはまだあのフォロワーに関わっていると考えているからである。少しでも気にさわれば迷わず関係すら断ち切る。そういう人間だ。

 

現実はそうは行かないことは分かっていて、でも何で人間って関係を曖昧にしたり、ひとり気に入らないやつがいたら叩いたり、傍観したりするんだろう。しっかり嫌な旨を伝えて分かり合えなければ関係なんてバッサバッサ切って行けばいい。

 

.....そう思いたいよねー.....中学時代の自分に言ってやりたい......

 

「他人なんぞどうでもいい。自分は自分」という考えを口に出す人がいるし自分も言っちゃうけど、本当に人間関係で苦労してる場面でこれ以上揉め事起こさないように....って曖昧にしちゃう。あるある。衝突するのってめんどくさいじゃん、怖いじゃん。

 

最初の話に戻ると、本心は

「自分のことを伝えるとバカにされたり笑われたり、共有出来ないのがムカつく。だったら別にいいや。(本当は自分のパーソナルな部分を全面に出したい。けど上記)」

なのですよ。

 

今TBSで放送されている「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマのヒーローである星野源演じる津崎というキャラクターは恋愛面で自尊感情が低いせいで35歳プロの独身(ただの童貞)になってしまった。

 

恋愛とは関係ないが自尊感情はこの人間カーストを生き抜く上で一番大事だと中学時代に経験した。自分が一番カワイイと思っている女子がそうだった。彼女の自信は途轍もない。ブスか可愛いかで仲良くする人が決まっていたような部分もあるし、一言で言えば自分が一番の女王様。そういう人ってリア友のいないツイッターなんぞに愚痴なんて呟かないんだろうな、と羨ましくも思ったりする。

 

友達(従ってくれる取り巻き)がいるのか否かが問題であって、自分のようなブログにこういうことを書いているボッチの意見なんてなんとも理解出来ず心にも響かないんだよね。

 

彼女たちはパーソナルを喋りに喋りまくって共有して仲間を作ってスッキリしている。好きな男だったり好きなアイドルだったり嫌いな数学のことだったりめんどくさい教師だったり、自分達の標的の話だったり。

 

わたしはそういうことが歳を取るにつれてか出来なくなってしまった。パーソナルな部分を喋るとボロが出るような気がして標的にされたくないから。自尊心は津崎以下だと思う。

 

吐き出すためにそのコミュニティ内で裏アカウントを作る人を尊敬する。気に食わないんだったら切ればいいのにって思う。でも自分は自分だし人は人だよね、ってまた思っちゃってあーあ自分めんどくさってなる。

 

そういう時に限って「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ」という何処から来たのか何処で見たのかわからないフレーズを思い出す。半匿名のSNSですら言えないんだったら一体何処で言えばいいんだろうね。無限ループだ。

 

いじめられたっていうのは親には言えるけどなんでいじめられたか具体的には分かってるけどそれ言っちゃったらあんたが悪いって言われそうな気がして言えなくてゴニョゴニョしちゃう、そんな考えがずーっとある。

 

でも理由があるけど言えないっていうのはみんな共通じゃないか、と考えてひとりでふふっと笑ってしまうことがある。

 

「なーんだみんな同じじゃない。そりゃそうだもん。自分に都合が悪いことなんて誰にも知られたくないし言われたくもないものね。」と。

 

こんな感じで自分の都合の良いこと悪いことを吐き出したい時にぶつけていくブログにしたいと思います。